ジョーダン・ゴルソン
12月、AppleのiMessageサービスにバグと思われるものが見つかり、盗難されたiPhoneにiMessageが送信されてしまう事態が発生しました。今週初め、Gizmodoは、AppleのGenius Barを訪れた顧客が、iPhoneの修理を手伝ってくれたGeniusとの間でiMessageの送受信を始めたと報じました。
Geniusは、顧客のiPhoneを修理するための非公式かつ未承認の診断作業の一環として、自身のSIMカードを取り出し、顧客のiPhoneに挿入したようです。Appleの担当者はThe Loopのジム・ダルリンプルに対し、 Gizmodoの記事で取り上げられた問題はバグではなく、Geniusが手順に従わなかったことが原因であると説明しました。
「これは極めて稀な事態で、店舗従業員が正しいサービス手順に従わず、使えるSIMを持っていない顧客に対応するために自分のSIMを使用してしまったのです」と、Appleの広報担当者ナタリー・ハリソン氏はThe Loopに語った。「この結果、一時的な問題が発生しましたが、その後、当該従業員によって解決されました。」
従業員の個人用SIMカードを顧客のiPhoneに挿入する行為は、Genius Barでは当然認められていません。しかし、Genius Barがこのような行為を行うことを想定していなかったという事実は、これが単に「極めて稀な状況」であったことを意味するものではありません。
Gizmodoの記事では、ある顧客がiPhone 4の調子が悪く、Genius Barに修理に持ち込んだ時のことです。返却されたiPhoneは完璧に動作していましたが、一つだけ問題がありました。Genius Bar宛てのiMessageの送受信がすべて表示されていたのです。診断中にGenius BarのSIMカードをiPhoneに挿入していたため、iPhoneがAppleのiMessageサーバーに登録され、Genius Barのメッセージがすべて顧客のiPhoneに送信されるようになってしまいました。
複数の顧客から同様のiMessageの問題が報告されており、リモートワイプとSIMカードの無効化後も盗難iPhoneにメッセージが送信され続けるという問題も報告されています。これは明らかに意図しない動作であり、Appleは解決策として「設定アプリでiMessageのオン/オフを切り替える」と説明していますが、盗難されたiPhoneでリモート操作でこれを行うことは不可能です。
(画像はArs Technicaより)
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