ジョー・ロシニョール
Appleは月曜日にiPhone専用のiOS 12.1.2をリリースした。Appleのリリースノートによると、このソフトウェアアップデートでは、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS MaxにおけるeSIMアクティベーション関連のバグが修正され、トルコにおけるこれらのデバイスのセルラー接続に影響を与える可能性のある問題も修正されている。
中国では、計画通り、iOS 12.1.2にクアルコムの特許2件に対処するためのマイナーチェンジが実装されました。これは、Appleの中国語版リリースノートによると、先週、中国の裁判所がiPhone 6sからiPhone Xに対する仮差し止め命令を出した原因となったものです。これらの変更は他の国では言及されていません。
iOS 12.1.2の中国版リリースノートの翻訳:
iOS 12.1.2にはiPhoneのバグ修正が含まれています。このアップデートの内容は以下の通りです。
- iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS MaxのeSIMアクティベーションに関するバグを修正
- iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxのトルコにおけるセルラー接続に影響を与える可能性のある問題に対処
- アプリを強制終了する際の新しいアニメーションを導入
- 連絡先と壁紙画像を設定するための共有シートを更新
MacRumorsは、中国でiOS 12.1.2を搭載したiPhoneでアプリを強制終了するための新しいアニメーションをWeiboで発見しました。スワイプで閉じる際に画面から消えるアニメーションは、Qualcommの中国特許によく似ていますが、アプリがスワイプで閉じると画面内に縮小するように見えるようになりました。
ビデオクレジット: 灰原帆 / Weibo
編集長のエリック・スリヴカがTwitterで指摘したように、AppleはQualcommの特許問題や、おそらく時間的に制約のあるバグ修正のためにiOS 12.1.2のリリースを急いだようです。当初iOS 12.1.2として予定されていたアップデートは、iOS 12.1.3へと移行する可能性が高いでしょう。
iOS 12.1.2は16Cビルドですが、ベータ版は16Dビルドでした。Appleは緊急の修正やアップデートを盛り込んだリリースを急いでいるようで、当初の12.1.2は12.1.3リリースまで延期されるようです。— Eric Slivka (@eslivka) 2018年12月17日
クアルコムの主任弁護士ドン・ローゼンバーグ氏は火曜日に発表した声明の中で、対象となるiPhoneを中国で購入できなくなるはずだった仮差し止め命令にアップルが違反し、判決について誤解を招く声明を出すなどして「法制度を無視し続けている」と述べた。
アップルはクアルコムの取り組みを「世界中の規制当局から違法行為の調査を受けている企業によるもう一つの必死の行動」と呼び、中国でのiPhone販売禁止が維持されれば「アップルやその他多くの企業、消費者、政府は本当に取り返しのつかない損害を被ることになるだろう」と述べた。
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